天空の城〜竹田城跡〜

竹田城跡

TVで滅多に映画を見ることはないのだけれど、
大滝秀治がなくなったとき放映された「あなたへ」を見て、
雲海に浮かぶ古城の石垣の上で、
田中裕子が、宮沢賢治の「星めぐりの歌」を歌う場面があった。

そのとき、日本にもこんなところがあるのかと印象に残り、
その後、だんだんにその城跡は兵庫県の竹田城というところで、
日本のマチュピチュと呼ばれたりしており、
でも、雲海が出る時はごくごく限られて、
季節やら気温やら条件が整わなくては見ることができないとか、
いろいろなことがわかってきた。

それでもいつかは行ってみたいという思いはあって、
たまたま今回の旅行の行程の播但線に竹田駅を見つけ、
じゃあ、途中下車して行ってみようということになった。

IMG_1861.jpg

竹田駅前から出ている天空バスというのに乗るが、上まではいかない。
タクシーもここまでだし、一般車両の駐車場はもっと手前。
ここから、城跡の大手門までは約800mというが、これがず〜っと上り。

竹田城跡 (1)

喘息の発作と膝の痛みを恐れつつ、ゆっくりゆっくりなんとか大手門に到着。
しばし下界の風景を楽しむ。

竹田城跡 (4)

この先は城内ということになるが、石を積んだ階段が続く。
蹴上が40cmくらいにはなろうという、大きな石も組まれており、
チビの私にはただでさえ大変なところを頑張って登頂、いや登城(?)

竹田城跡 (2)

そして、帰路はずっと同じような階段の九十九折で、
やっと舗装の道に出た時には、脚はパンパンで、
腰というか脚の付け根が痛い。

IMG_1872.jpg

唯一の休憩場でもなかアイスを食べて一休みして、
バス乗り場に向かったときには痛みは消えていた。

竹田城跡

なんとか頑張れたのは、眼下に見る美しい風景だった。
高速道路も見えるが、青々とした田んぼや、赤い屋根の牛舎。
それはまさに今の日本の風景で、そこに暮らす人々の生活を、
この城跡はずっと見守ってきたように思えてくる。


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友に逢い、海を見て…

沼津港

膝を痛くしてからは、出かけるのは慎重になってしまいました。
まだ、出かける時には湿布&サポーターを欠かせませんが、
ちょっと暖かい日になるとどこか行きたいな〜とウズウズしてきます。

そんな時に舞い込んだ1枚のハガキ。
いつか「写真を始めたの」という小学校の時の友達からでした。
もうこれは絶対に行かなくちゃと、図書館の休館日24日に行くからと、
メールをしたら「未熟で恥ずかしいから来ちゃダメ!」と意外な電話。

私は、写真だけでなく美術や音楽とか踊りとか、ただいま勉強中、
という方の作品を見たり聞いたりが、結構好きでよく出かけます。
それに今回は長く電車に乗るというのも久しぶりの楽しみでもあり、
何がなんでも行くつもり、たまたま会えれば嬉しいけど、
気にしないで欲しいと言ったのです。
彼女も観念したのか駅まで迎えに来てくれるという嬉しい返事。

何しろ私の頭の中は鈍行乗り継いで行くつもりなので、
正確な到着時間が分かりませんから、乗ってからメールで連絡です。
こんなわがままなスケジュールに付き合ってくれるという友達。
感謝と嬉しさと楽しみ抱えて、ラッシュアワーの電車に乗りました。

快速というのを選んで乗ったのですが、ホームでまず遅れのアナウンス。
かなりのすし詰でしたが、ほとんどが都内で降りるだろうから、
しばらくしたら座れるだろうと思いながら発車を待っていました。

ところが反対ホームに入ってきた各駅停車を先に発車させますという。
急ぐ人たちがバラバラ降りて、向こうの電車に乗り移って少し空きました。

そして発車を待っていたら、
あろうことかまた反対ホームに電車が入ってきて、
それもまた先に出すというので、さらに何人かが乗り移って行って、
ゆうゆう座席確保して、20分以上遅れての発車となりました。

途中はかなりのスピードを出していたので大揺れでしたが、
遅れを取り戻すのはなかなか難しかったようです。
ですが、私は、次の乗り換えの待ち時間が短縮されて、
結果的に、ほぼ予定の時間に着いたという顛末。

改札で待っていてくれた友達の車で、早速写真展の会場へ。
おしゃべりしながら先生やお仲間の作品もゆっくり拝見してから、
港の近くのお寿司屋さんで地元のお寿司をいただきました。

沼津 寿司

お店の休憩時間までおしゃべりして、港の近辺をぶらぶら。
朝出てきた時は、真っ青な空でしたが、怪しい雲行きです。
昨年から、どうも相性の悪い富士山は今日も姿を見せません。

沼津 船 沼津港 (2)

時間がまだ少しあったので、千本松原に連れてって貰いました。
半世紀以上前に、遠足で行ったのか何人かの仲間で行ったのか、
記憶は定かでなく、しかも、自転車で行ったような気もしていたのですが、
いくらなんでもそれは距離的に無理。
私の思い出なんて、いろいろ交錯したりぼやけたり、
あてにならないものです。

沼津 千本松

千本松原と言いますが、びっしり植わってて、
もちろん1000本ポッキリなんてことはありません。
聞くところによると、沼津から田子の浦あたりまで10kmにわたり、
30数万本はあるそうです。
それでも松食い虫の害などで、少しずつ減ってるのだそう。

越前高田の松原のような悲しいことにならないように祈りながら、
いつか背景に富士山を置いた姿も見てみたいものです。


1泊2日の夏休み <小田原〜真鶴>

箱根には、芦ノ湖や美術館、植物園など見所はたくさんあるが、
宿六は、それより小田原城に行きたいというので、
チェックアウト済ませて駅前から小田原行きのバスに乗る。

小田原城 (1)

運転手さんに箱根口で降りるといいと教えてもらう。
天守閣は最近大改修が終わったばかり、
と言っても、もともと戦後復興されたもので、
古いものが残っているわけではない。

それでも入り口に向かう階段は渋滞状態。
私は下から見上げるだけで十分、と待っていることにした。
とはいえ、暑いし、ベンチは空いていないし…

小田原城

かき氷に行列ができている茶店を覗いたら、中は空いている。
メニューに、味噌おでんと自家製梅ジュースがあったので迷わず入る。
好きな味噌おでんは、東名のサービスエリアで最近見なくなった。
昔は楽しみで必ず寄っていたのだが、最近はコンビニやスタバでつまらない。

お昼時になって、茶店も混んできたので出たら、ちょうど宿六が降りてきた。
今回の旅館のご飯がイマイチだったこともあって、美味しいものが食べたい。
真鶴に行こうということになった。

小田原 ういろう (2)

小田原駅行きのバスを待つ間、
さっきお城と間違えそうになった白壁の建物が気になって近づいてみると、
「ういろう」と書いた旗が賑々しく立った和菓子屋さんだった。

そういえば、と思い出したのが歌舞伎の外郎売り
その長口上は、発声、滑舌の練習の教材としてよく知られており、
私たちも音訳の研修でも真っ先に教わった。

その一節に、相州小田原とあり、八つ棟破風造りなど、その建物はまさにその口上のとおり。
迷わず入ってみれば、ういろうを始め様々な和菓子がショーケースに並んでいる。
壁際には菊に桐のとうの御紋や歌舞伎の人形が展示されている。
パンフレットによれば、何回かの建て替えにも八つ棟は守られてきたとかいう。

小田原 ういろう (3) 小田原 ういろう 小田原 ういろう (1)⬅︎click

ういろう一棹と、鮎のお菓子を買って、それにしても薬屋じゃなかったっけ?
と思って、パンフレットをよく読めば、
苦い薬の飲んだ後は甘いお菓子をと、一緒に売ってるらしい。
そして、肝心の薬「とうちんこう」の方は原材料の不足で、
ほんの少ししか作られておらず、販売も限定されてるらしい。


さて、東海道線で真鶴に出て、駅前の観光案内で、
美味しいお魚食べられるお店を訊けば、港の市場近辺に何軒もあるという。
市場の階上でも食べられますよ、と。

港でバスを降り、目の前の店に入った。
少しお待ちいただくことになりますが、と言われたけど、
別に急いでいるわけでもなく、美味しいお魚食べたいだけだし。。。

真鶴 いずみ

たっぷりのお刺身と金目鯛の煮付け、熱々のサザエのつぼ焼き。
大満足した後は、のんびり遊覧船なんかに乗って湾をひと回り。
お天気は今ひとつだったけど、海風が気持ちよかった。

アクティと湘南新宿ラインを乗り継いで夏休みは終わり。




1泊2日の夏休み <箱根>

山の日なんていうのが出来たのは、
どうやら、お盆休みを長期化する魂胆だったようだ。
そうはいっても、長期旅行など楽しめる人はそうはいないだろうに。

次女一家は、ムコドノ実家が新盆でもあるので、早々と出かけた。
長女たちは、お休みの最後何日か出かけるという。
じゃあその前に「温泉行きたい」とまたまた突然言い出した。

「え〜っ?今から探すの〜?」
「焼津は?」と言うから、
「この時期、お子ちゃまイベントで大賑わいだから無理」
それに、ジパング使えないんだから近場にしようよ、
と言ったら丸投げされたのが2日前。

箱根なら少しは涼しいかもと空きを探したら、
意外にたくさんあって、
終わったはずの噴火警戒が尾を引いてるのだろうか…
旧岩崎別邸の庭を持つ湯本の旅館に決めた。

IMG_9875.jpg IMG_9876.jpg⬅︎click

12:30の小田急線ロマンスカーで、湯本まで。
名前はレトロだけど、車両は新しく快適。
でも、沿線にはびっちり住宅が並び、
昔ののどかな田園風景はない。
多摩川を渡った時は、新幹線からの風景と違ってて嬉しかったけど…

IMG_9878.jpg

終点の湯元駅に着いて、そのまま旅館に行くには早すぎたので、
とりあえず目の前の登山鉄道に乗った。
スイッチバックが楽しいのと、沿線の紫陽花が楽しみなのだが、
さすがに花の時期は過ぎて終点近くでやっとちらほら。

話には聞いてたけど、とにかく外国からの観光客が多い。
電車で隣り合わせになったのは英語圏のカップルだったので、
ちょっと冷や汗だったけど、楽しかった。
やはり、スイッチバックを面白がって盛んにiPhoneで撮っていた。

終点強羅で降りてお土産物やの寄木細工をちょっとひやかして、
そのまま、また登山電車で下ってチェックイン。
早速庭に出てみる。

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回遊式の庭園ということだが、水が豊富で池がいくつもあり、
立派な鯉が泳いでいて、そばに行くとすぐに寄ってくる。
賑やかな声がすると思ったら、親子連れが餌をやっていた。

P1000182.jpg P1000178.jpg P1000172.jpg⬅︎click

流れの間には、大きな石が配置され、
そこを渡らなければ先に行けないという。
短足の上にかなり動きの鈍くなってる私には、
ちょっとスリルで楽しかった。

旧岩崎別邸(箱根) (1)

庭園内の建物は、国登録有形文化財。
上野池の端の旧岩崎邸(国重要文化財)は三菱3代目の屋敷と聞くが、
こちらは、彌太郎の弟で2代目が晩年に建てたもので20世紀に入ってからの築。

旧岩崎別邸(箱根) 旧岩崎別邸(箱根) (3) 旧岩崎別邸(箱根) (4)⬅︎click

洋館は関東大震災で倒壊、ヒマヤラ杉がそのその名残という。
和館は、見せてもらえる機会があるのかどうか…
文化財に指定されていれば、年に何回かは公開しなくてはならない筈。

起伏のある庭も、歩いてみれば結構楽しめる。
樹木が豊富で、水が豊富で、紅葉の季節などいいかもしれない。
奥にはプールなんかもあるらしいが、そこまで行っては見なかった。

箱根と言っても湯本は標高100mたらず。
庭をひと回りすれば汗ビッショリだ。
エレベーターで降りて遠くの浴場に行けば、
それなりに混んでいて、たった二人の知らない言葉が轟いている。
まあ、こんな時期に来れば仕方のないこと。

旧岩崎別邸(箱根) (5)

休みといえども、宿六は家では仕事仕事。
私は、ご飯のことやらいろいろ面倒くさい。
それから逃れるだけで極楽ごくらく。



大室山とシャボテン公園

昨夜は就寝して2時間ほどで、激しい胸焼けで目が覚めてしまった。
最近、逆流性食道炎の薬を変えたので、それがいけなかったのか?
珍しくビールを中ジョッキなんかで飲んだのがいけなかったか・・・

地元限定と聞いて、つい頼んだら中が来て、
残すつもりがつい飲んでしまい・・・
おまけに、低い枕を選んだのもいけなかったかと。

この宿は、何かと選ばせる。
先ず、最初にロビーで浴衣をお選び下さいといわれ、
洋食か和食か選ばされ、さらに枕まで選べというのには驚いた。

通常なら自宅よりも熟睡できるはずなのに、
漸く胸焼けが治まって再び眠りについたのは明け方。
チェックアウト時間が遅いからと朝食も遅い時間選んで良かった。

近頃多肉植物が気になってる私。
此処を選んだ理由の1つが、シャボテン公園が近いこと。
娘にも是非お薦めだよ!といわれたが、その理由はまた別。

カピバラに触れるよ!
他にもいろんな動物が自然に近い形で飼われているらしい・・・と。
とことん動物好きで、大学選ぶ時も動物の居るとこ選んだ彼女。

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起きた時、空はどんより雨も降るかと思わせた空だったが大丈夫そう。
宿のバスで、駅に向かい、シャボテン公園行きに乗る。
着いたら目の前には大室山で、リフトが頂上に向かっている。

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これは絶対乗ることになるな、と思ったが案の定、
宿六、まっすぐそっちに向かう。
ロープウェイとか、あまり景色に期待できそうなとこでも乗りたがる。

スキーに行かないから、リフトなど昔静岡のお浅間さんで乗ったくらい。
此処のは2人乗りで、小さな子もペットも連れて乗っている。
お椀を伏せた形のきれいな山肌に沿って登る。

IMG_7823omuroyama.jpg

登ってみると、眼科の火口の跡とおぼしき凹みでアーチェリーをやっている。
標高はわずか580mほどだが、360度の眺望がいい。
毎年山焼きが行われるそうで、一面きれいな緑色に覆われている。

IMG_7834omuroyama.jpg IMG_7840omuroyama.jpg


約2kmほどのお鉢巡りの為の道も整備されており、
途中にはお地蔵様や阿弥陀様が並んでたりする。
地元の漁師たちの安全やら家族の安産などが託されているらしい。

お鉢を一回りしたら、再びリフトで降りてシャボテン公園に向かう。

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門を入るといきなり大きな声で呼びかけられた。
金網の向こうに大きな鳥が・・・
向こうの方にはフラミンゴも数羽いるようだが・・・シャボテン見たくて来たのよ。

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インコもやたら声をかけてくる。
リスザルがやってきて、上から見下ろしてる。

IMG_7848shabotenpark.jpg

カピバラだ〜
寒い時だと温泉に入るとこ見られるらしい。

小動物が一杯で、可愛いけどシャボテン見たくて来たのよ〜

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ピラミッド型の温室がいく棟もあって、トンネルで繋がっている。
むか〜し来た覚えがボンヤリあるけど、あまり関心なかったし、
何だかやたら暑かったような・・・
あれは一体いつだったか?
誰と来たンだっけ・・・

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世界一おっきいとか、160年物の金鯱

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ヘンな名前の奇想天外亜阿相界

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シャボテンの中にも珍しい動物が。

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もっともっとゆっくり見たかったけど・・・
アルパカなんかもいるらしいし・・・
宿六は、明日はフツーに仕事だからと帰りを急ぐ。







プロフィール

chiara

Author:chiara
古稀を大分過ぎたというのに
まだドタバタドタバタ
8人家族のタベモノガカリ
iMac、MacBookAir
iPhone、iPad miniで遊び
時々地元点字図書館の音訳ボランティア
時々地元のまちづくりに顔を出す
建築学科出身のオバーサン
愛車ミニは'91年のキャブ車
今やペット化しつつあり
時々愚痴ります喘息&逆流性食道炎

画像満杯で逃げ出した旧宅は↓
LA STANZA CHIARA

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