「蜜蜂と遠雷」恩田陸

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

蜜蜂と遠雷 [ 恩田陸 ]
価格:1944円(税込、送料無料) (2017/5/23時点)




直木賞と本屋大賞のダブル受賞は初めての作品という。
高く平積みされた綺麗なカバーの本。
中を見れば2段組みで500ページ超えはちょっとためらう。
しかし耳に入ってくる感想やら書評やらに負けて買ってしまった。

新刊本は、文庫になるまで買わないと決めたのはいつだったか…
確かにハルキなどは我慢して待ったが、
それも「1Q84」までで、「多崎つくる…」はまだ買ってないし、
今度の「騎士団長殺し」など、本屋で手に取ることもない。
まあ、ハルキには飽きたってことでもあるけれど…

それにしても、2段組みで500ページ超えはきつかった。
若い頃は何でもなかったのに、読むのが遅くなってるのに加え、
細切れ時間で読むので、なかなか捗らない。
重いから持ち出しもできないし、電子版にすればよかったかと思ったり。

IMG_1319.jpg

しかし、実のところこの装幀にも魅かれてしまったのだ。
カバーを取ると、漆黒の表紙が現れ、
本の重量感も加わって、まさにピアノのイメージ。

ピアノの国際コンクールを舞台に、
オーディションから1次予選、2次予選、3次予選、本選と、
丁寧に進んで行く途中は、充長に感じる部分もあったけど、
好きな曲、知らない曲、色々な曲名が次々出てきても、
最近クラシックから遠ざかっていることもあり思い出せなくて、
イライラしたり、検索してみたりしながら、何日くらいかかったやら。

読み終えてみれば、直木賞っぽいな〜という面白さ。
書店員さんたちが、本当にみんなに読んで貰いたいと思う本が賞を取れない、
という不満から創設されたのが本屋大賞と聞いているけれど、
すでに直木賞をもらってるものが選ばれるって…
どうなんだろう…

読者にしてみれば、賞には引っかからないけどみんなのお薦め、
っていうのも欲しいと思うけど…



スポンサーサイト

魔女に元気を貰おう

このところ気温の変動が激しい。
一昨日は7月の気温で、今日は4月とかで、10℃の差がある。
おまけに朝からシトシトと久しぶりの雨で、
空が明るくなったと思っても霧雨だったりと、
結局1日中降って寒い日だった。

アニメ映画というものは、そもそもあまり好きとは言えず、
最近はほとんど見に行っていない。
でも、随分昔に見た「魔女の宅急便」は大好きで、
DVDまで買ったのだけれど、いつでも見られると思うと、
これまたちっとも見ないまま放置。

魔女宅

先日、他の本を探しに本屋に行った時、
にこやかで楽しそうなおばあさんの表紙が目に入った。
この方が「魔女宅」の原作者だというのでつい買ってしまった。

読んでみたら、随分たくさんの童話を書いて賞も色々もらっているし、
好きで書いてるというイラストもなかなか楽しく、
身の回りに置いてらっしゃる物の写真も華やかで愉快。

昨年秋から足が痛かったり、3月には発作も起こしたりで、
どうにも暗くなりがちだったから、こんな本に惹かれる。
年を重ねても、まだまだ楽しむことは沢山ありそうな気になってくる。



荷風散策

しろくま

いきなり4月の陽気だそうです。
家に帰るなり、冷凍庫に何ヶ月も眠っていた白くま掘り出しました。
途中でギブアップして冷凍庫に逆戻りかと思ったのに、
一気に食べてしまったそんな暑い日でした。


荷風散策

今期の朗読セミナーはこの中の「おかめ笹」と「断腸亭日乗」
矢島先生は荷風の作品には色街を素材にしたものが多いので、
ご婦人方に顰蹙買いそうだと、しきりに仰います。
他の作品に換えましょうかとまで仰るけれど、
別に誰もNOとは言いません。

ところが、家で下読みしてみたら、かなり大変です
江藤淳の文章は、パキパキしてて問題ないのですが、
荷風の文章が引用されてる箇所は、言葉遣いが古い上に、
もちろん旧仮名遣いで文体も昔風。
ことに「断腸亭日乗」は何度読み返してもつっかえます。

この作品は、荷風の自邸が3月10日の大空襲で焼け落ちた日のことで、
昔読んだ記憶があるのですが、どんな読み方をしていたのか、
ただ黙読するのと、音読するのとこうも違うものかと…
齋藤孝さんなどが盛んに音読を進める意味が、やっとわかった気がします


今年最後のセミナーそして忘年会

風邪を引いたり、膝が痛かったりでお休み続きだった朗読セミナー。
今期の教材「名人伝 中島敦」も最終回だし、その後はランチ忘年会とあらば、
なにがなんでもいかなくてはと、昨日は外出を控えていたわけで。。。

いわゆる文学作品を漁って読んでいた若い頃に馴染みのなかった中島敦、
読んで見たものの好きになれなかった太宰や梶井基次郎、
このセミナーに参加して初めて良さがわかったのは、
声に出して読むという作業だけでなく、
講師の素晴らしさによるところが大きい。

そして、長年ボランティアで音訳に携わってきたものの、
朗読というものがおぼろげに分かってきたのはほんの数ヶ月前。
先生に初めて「良かった!」と言ってもらえた時、
その感じを思い出しながら読んでみれば、
作品の細部にまで気持ちが行くのです。

文豪と言われる人たちの作品も、
子供の頃から幾つか親しんできたものの、
実は読めてはいなかったんだな〜
とはいえ、じっくりコツコツが苦手な私には、
この教室だけが文学の場。

IMG_0494.jpg

さて、終わって隣のビルにある三笠会館で忘年会。
幹事さんは、文豪クイズなるものを用意するからと、
事前に、これまで教室で取り上げた作家と作品のリストが配られていました。

しばらくお休みしていた私は、予習の準備だけはしたのですが、
何事も付け焼き刃の私は、結局準備だけで終わり、
更に、出題は私の予想を大きく外れて超難問。
3人ずつのグループで回答したのですが最下位でした。

IMG_0495.jpg

そしてトップのグループは、なんと!検索勝ちという結果。
いえいえ、本当の勝者は出題者でしょう。
ともかく、めっちゃ楽しく有意義な忘年会でした。


村田沙耶香「コンビニ人間」

IMG_9874.jpg

今回の芥川賞、読んでみたくて買いました。

我が家の近くに、コンビニが出来たのは、そう昔のことではない。
今だって、10分近く歩いて、急な坂を下りて登ってのところだから、
私にとってはそれほどコンビニエンスなわけではなく、
通りかかったらついでに飲み物やアイスを買うくらい。

表には常に店員募集のポスターが貼ってあるけど、
どんな研修を受けて、どんなマニュアルで働いているのか?
外国名前の店員さんも多いけど、みんな日本語上手だし…

この作品の作者自身が長くコンビニで働いていると聞いて、
賞をとったからといってすぐ辞める気はないようなことも言ってたし、
なかなか深い世界なのかもしれないと興味を覚えたのです。

誰かが、これまでで最も短時間で読めたの芥川賞作品と言ってたけど、
本当に抵抗なくスイスイ入っていける文体でコンビニの日常が語られ、
そこで働く主人公は、アルバイト店員として非のうち所のない働き者。

ところが彼女は、子供の頃から修復できないほどの問題児で、
世の中の常識とは全く外れたところにいる。
そこにまた、とんでもないダメ男が登場して、
それを主人公が受け入れることでハラハラする展開になり、
なんかすごい面白いことになってく。

これまで、芥川賞作品というと無意識に構えて読んでいたのか、
読み終えてみれば、ごく普通にその辺の小説の読後感に驚く。
さりとて、この作家の他の作品を読みたくなったわけでもなく…
私の中では、まだ、この主人公と作者が分離されてないのかもしれない。


プロフィール

chiara

Author:chiara
古稀を大分過ぎたというのに
まだドタバタドタバタ
8人家族のタベモノガカリ
iMac、MacBookAir
iPhone、iPad miniで遊び
時々地元点字図書館の音訳ボランティア
時々地元のまちづくりに顔を出す
建築学科出身のオバーサン
愛車ミニは'91年のキャブ車
今やペット化しつつあり
時々愚痴ります喘息&逆流性食道炎

画像満杯で逃げ出した旧宅は↓
LA STANZA CHIARA

カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
最新記事
最新コメント
ポチッとよろしく!
リンク
カテゴリ
FC2カウンター
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
検索フォーム