「ヒトリシズカ」誉田哲也



バッグの中に、文庫本は必須だ。
ところが、それを忘れることが、このところ何回かあった。
そんな時は、とりあえず近くの本屋さんや、図書館で物色する。
おかげで、いろいろ読み散らしている。

その中で、この作品がすっかり気に入ってしまった。

まあ、こんな時は、とりあえず軽いものを選ぶので、
警察小説というだけで手にしてみたのだった。

読み始めたら、短編集ではないか、とちょっとがっかりした。
どうも短編は好きになれない。
気持ちが入り込めないまま終わってしまったり、
いかにも、何かに掲載されてたものを集めただけ、
というようなものに出会う事が多いから。

しかし、これはちょっと違ってた。
一篇一篇が全く違うようでいて、実は連作短編だったのだ。
読み進むうちに見えなかったものが見えてくる。
しかし、全貌があからさまになるわけではない。
実に巧妙な構成に、有吉佐和子の「悪女について」を思い出し、
芥川の「藪の中」も思い出したりしたが、
もはや記憶の彼方の作品と比較は出来ない。

この作家の他の作品はどうなのか。
読んでみたいようなみたくないような・・・
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短編苦手・・・

chiaraさん
私も消化不良になるので短編は苦手
でもこれは違いましたか 良かったですね
本を持ち忘れて得するのはいい気分 得した感じがします
ずいぶん若い作家のようですね。

Re: EPOMさん

そうそう、消化不良(・・)(。。)(・・)(。。)

連作はいいです。
そういえば源氏物語もそうですね。

誉田さんは69年生まれだそうですから、
ご贔屓の70年代作家さんよりちょっとお兄さん。
ホラー出身のようで、ホラーの方は構成力に優れているのかも。
小野不由美とか。。。
プロフィール

chiara

Author:chiara
古稀を大分過ぎたというのに
まだドタバタドタバタ
8人家族のタベモノガカリ
iMac、MacBookAir
iPhone、iPad miniで遊び
時々地元点字図書館の音訳ボランティア
時々地元のまちづくりに顔を出す
建築学科出身のオバーサン
愛車ミニは'91年のキャブ車
今やペット化しつつあり
時々愚痴ります喘息&逆流性食道炎

画像満杯で逃げ出した旧宅は↓
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