鈴桃(りんどう)2日目

山に囲まれた鈴桃(りんどう)の夜明けは遅い。
三々五々と、昨日たどった裏庭をまた歩く。



露草の色も何だか我が家とは違った色に見える。
赤い実を付けた珍しい木は、ツリバナと、詳しい友が教えてくれた。
朝の酔芙蓉は、夕べの艶やかさと違い、真っ白で清らかに見える。
「もう少し奥に行くと、桜が咲いているわよ」


昨日行かなかったところまで足を伸ばしてみる。
十月桜とか言うそうだ。

山の頂上から少しずつ日が差して、明るく輝いている。
どうやら今日はいい天気。

10時前に宿のバスで送られ、市中に向かう。
駅前に着いたのは未だ11時前。
別れるには名残惜しいくて、静岡市美術館にはいる。
「絵本の原画展」など珍しくもないと思ったが、
秋野不矩さんが浦島太郎を描いてるなんて知らなかったり、
長新太など、個性のある絵が様々で、結構面白かった。
その後またお茶でお喋りしてやっと解散。
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