「大いなる沈黙へ」

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ほったらかしで気になっていた静岡の家、
この前7月に行った時は、草ボーボーで、あちこちカビが生えてたり。
せめてひと月に1回は様子見に行こう、とその時は思ったのだけれど…

当番の雑誌録音も思ったより早く終わり17日の校正を待つだけになったので、
有形登録文化財に指定されてる友人宅のイベントもあることだしと、
家の者がごちゃごちゃ言うのを無視して出掛けた。

実は内緒だけど、もう一つどうしても今日行きたいわけがあった。
岩波ホールで上映中に見に行けなかった映画が、
静岡シネ・ギヤラリーで上映中でしかも今日が最終日だという。

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「大いなる沈黙へ」
フランスの古い修道院を描いた、3時間近いドキュメンタリー。
許可を貰うまで、16年間かかったという。
監督1人で撮影、セリフは勿論BGMも付けないという条件で実現した。

169分という時間、山の中の四季の移り変わりと、
鐘の音とグレゴリアンの聖歌と修道士たちの日常の生活音のみの世界。
画面に吸い寄せられるように黙想の世界に誘われたのだった。

私は、20年ほど前にスペインのマヨルカ島を訪れた際、
やはり山の中腹にある、小さな修道院で1泊2日の黙想を経験した。
黙想会と言われる集まりは日本の教会でもしばしば行われているが、
ほとんどが研修会のようなもので、
マヨルカ島での体験は全く別なものとして忘れられない。

この映画をどうしても見たいと思ったのも、
その時の記憶をもう一度呼び起こしたいからという気持ちがあったからだった。
スープとパンだけの食事、夜明けの鳥の声と木々の囁き、
あーおんなじだ~
思い出してるうちにそれは、以前の体験をなぞるものではなくなり、
全く新たな黙想に入ったように思う。

清貧の豊かさとでも言うのだろうか。
暖かいものに包まれたような感じになって外に出たら、
静岡とは思えないような冷たい風に震えた。

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chiara

Author:chiara
古稀を大分過ぎたというのに
まだドタバタドタバタ
8人家族のタベモノガカリ
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時々地元点字図書館の音訳ボランティア
時々地元のまちづくりに顔を出す
建築学科出身のオバーサン
愛車ミニは'91年のキャブ車
今やペット化しつつあり
時々愚痴ります喘息&逆流性食道炎

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