アナログ時計
壁にかけてた時計が壊れた!
と言っても今日突然壊れた訳ではありません。
もう随分前から、進んだりしていて、電池を取り替えてみたり、
しょっちゅう時間を合わせては使っていたのです。
この時計がどれくらい前のものか覚えはないのですが、
縁の変色具合からして何十年という単位だと思われます。
少々遅れたり進んだりは別にいいのです。
今はPC始め、TVやコンポ勿論iPhoneなんかでも時間表示がありますから、
今何時?というだけなら、壁の時計なんて必要ないのです。
ところが長い間の習慣というものは恐ろしいもので、
ふと、壁を見上げては、あ〜、この時計はダメなんだっけと気がつく。
でもまた忘れては見上げる、なんてことを繰り返してました。
壊れてるものをいつまでもかけているから、と言われそうですが、
この種のゴミの回収日までと思いそのままにしていました。
もし外してしまったらきっと、何もない壁を見上げることになるかもです。
ある時、出かける時間を気にしてふと見上げて、
えっ、もうこんな時間?と慌ててしまったことがありました。
勿論一瞬おいて気がついてホッとしたのですが、
その時思ったのは、今何時?と時計を見ているのではなく、
家を出るまで、あとどのくらい時間があるか?を見ていたのです。
そして、それはにはデジタルの数字で表示されるものより、
昔ながらの文字盤表示に頼っていたということなのです。
短い針が時を表し、長い針が分を表すということを、
いったい何歳くらいで知ったのか。
それ以来の長い長い間の個人的な習慣というだけでなく、
アナログ表示の優れた点のように思えます。
MUJIで新しい時計を買って同じところにかけました。
大きさはだいぶ小さくなりましたが、なんの不都合もありません。
今何時?あと何分?が一瞬でわかります。
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