円城塔が芥川賞

近年、芥川賞には、全く関心を失っている。
が、今回、えっ?という名前が出てきた。

もう2.3年前になると思うが、音訳図書の校正をした中に、
この作家のものがあった。
確か、数学の公式が出てくるからと私に回ってきたのだが、
それは、私など知らない公式だったし、
そんなことより、何しろ何が何だか分からない小説だった。

IMG_0461libro.jpg

Self-Reference ENGINE
まずタイトルから、なんのこっちゃ?

IMG_0460libro.jpg

目次はこんな風。
第1部、右のページは上から順を追っているが、
第2部は左ページ下から上に行くので、
プロローグとエピローグが上で並ぶ。

もうこっから考え込んでしまった。
この配置に何か重大な意味があるのか?と。
単なるデザインなら、音訳に際し無視しても許されるが、
内容と関わる意味があるなら何らかの説明が必要になる。
結局そのときどういう処理をしたか今は思い出せないが、
そして、小説自体も、校正者として聴いて読んで、
なんだかもやもや不思議のまま終わった。

私の場合、通常役目が終わった本を、
自分のために改めて所有することはない。
ところが、何故か、しばらくしてこの本を買った。
その時は、もう1度読んでみようと思ったのだろう。

ところが、結局読まないまま、あろうことか、
古書店に持ち込もうとしている本の束の中に納まってしまった。
私にとって、不可解な小説というジャンルで終わるところであった。

そしてこの作家についても特に関心を持つことなく、
数ヶ月前に「新潮」誌上に作品が掲載されているのを見て、
まだ、あんな小説書いてんのかな、と一瞬思ったくらいで、
今回の受賞でびっくりというよりへ~っ!

聞けば選者の中でも随分意見が割れた末の受賞らしい。
ただ「新しいタイプの小説」ということしか伝わってこない。
もう少し誰か何とか分かり易く言ってよ!
と思っていたら、朝のTVでロバート・キャンベル氏が、
とても面白いと絶賛していた。

ストーリーを追うことをせず、一つ一つを丁寧に読んでいくと、
それが螺旋状になって実に面白い展開になってくのだという。

Self-Reference ENGINEもそういう構成になってるのかどうか分からない。
でもやっぱり、もう1度読んでみようかという気になってる。
イヤその前に今回の受賞作を読もうか・・・
それにしても、外国から来ている文学者が、
選者より分かり易い解説をしてくれるというのは(・O・;


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えぇ!

chairaさん
ほんとうに今回は え・・・ですよね
読んでみようか三人分という気分です
この円城さんはもう一人の個性的な方のおかげで目立たないですが
なにやら不思議な雰囲気だと思いました
そうだったのですか
chairaさんのような本との関わり方 素敵だと思います。

Re:EPOMさん

3人分読むパワーは私にはなさそうです~
ちょっと円城さんには拘ってみたいような気がしますけど。

音訳ボランティアのおかげで、思わぬ出会いがあります。
良いことばかりでなく、うんざりも。
プロフィール

chiara

Author:chiara
古稀を大分過ぎたというのに
まだドタバタドタバタ
8人家族のタベモノガカリ
iMac、MacBookAir
iPhone、iPad miniで遊び
時々地元点字図書館の音訳ボランティア
時々地元のまちづくりに顔を出す
建築学科出身のオバーサン
愛車ミニは'91年のキャブ車
今やペット化しつつあり
時々愚痴ります喘息&逆流性食道炎

画像満杯で逃げ出した旧宅は↓
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